ありがたきしあわせ

SMAP、嵐、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMP…

SMAPとの出会い

 自己紹介の記事でも触れたが、我が家で最初にジャニーズに落ちたのは母である。たのきんトリオにも少年隊にも落ちなかった(もちろん世間的に人気なのは分かっていた)母が出会ってしまったのは、木村拓哉演じる瀬名くんだ。1996年4月クールのロングバケーションの主役である。私は当時2歳9か月のため覚えているわけもないが、とにかく今までアイドルと無縁だった母は木村拓哉さんに落ちてしまったらしい。また、SMAP×SMAPが放送を開始したのも1996年。母はするっとSMAPにハマっていった。家ではSMAPの音楽が流れ、録画したSMAP×SMAPを見る毎日。私のなかにSMAPが刷り込まれていった。

 そんな私がSMAPと直接ご対面を果たしたのはSmap!Tour!2002!通称ドリスマだ。ドリスマはDrink!Smap!の略称である。コーラのような茶色く甘い炭酸飲料が350ml缶のグッズとして販売されたりもした。我が家ではその缶は綺麗に洗ってうちわ立てに活用された。今なおその役目を果たしている。グッズが可愛いだけでなく良曲も多く、今でも素晴らしいコンサートだったと思う。

ポスター ★ SMAP 2002 アルバムCD 「SMAP 015/Drink! Smap!」 宣伝 B2

 

    当時9歳の私はすでにSMAPの存在が当たり前であり、TVにSMAPが映れば食いつくし、SMAPの曲はたいてい歌えた。4歳上の姉と母は1つ前のツアー裏スマ(LIVE Smap [DVD])に参戦しており、2人が興奮してコンサートについて語るのを見て私はSMAPのコンサートに憧れを抱いた。自分からおねだりしたのか、母が連れ出したのかは定かではないが、遂にドリスマで初参戦することができた。

 2002年10月19日土曜日、福岡ドーム。母が運転する車に乗って福岡ドームに到着した。野球観戦でドームを訪ねたことはあったが、いつもと違う雰囲気のドームに私の胸は躍った。誰のうちわを買うかはもう決めていた。草彅剛くんだ。記憶は曖昧だが2000年放送のフードファイトと、姉がファンになった香取慎吾くんとシンメっぽいことが決め手であったように思う。*1

    コンサートはかなり刺激的だった。TVで見ているSMAPが居る。同じ空気を吸っている。剛くんがお手振りしている。笑っている。すごい。大きな音が苦手だった私は泣きながらも興奮していた。席はいわゆる天井席だったが、とにかく、すごい。当時小3の私は夜21時には寝ていた為、23時近くに帰り着いた事もドキドキした。家に帰ってからも魔法にかけられたようだった。 

    コンサートに参戦して魔法にかからない人はいるのだろうか?(反語)ってなわけで私は完全にSMAPにハマった。SMAPの英才教育を受けていた私がハマるという単語を用いるのも少し違和感があるが、自発的にハマった。特に草彅剛くんにハマった。SMAPのコンサート経験がある方はご存知かと思うが、トロッコで外周をまわり、お手振りする剛くんの表情のなんと柔らかな事か。菩薩のようだ。連続バク転をキメるのも、キレキレで踊るのも、繊細で絞り出すように歌うのも、MCでイジられるのも全てが魅力だが、私は外周お手振りの剛くんに落ちた。手が届きそうで絶対に届かない。でも親類のお兄ちゃんのような微笑み。あゝ素晴らしきかな…歌が特別に上手くなくたって、メンバーが40歳を超えたって、不祥事があったって、ダンスが揃わなくたって、ジャニーズの他グループを好きになったって結局私はSMAPから離れられない。何故なら私は物心つく前からSMAPの曲を聴き、振りを覚えてきた。刷り込み教育を受けてきた。その私が刷り込み対象を自発的に好きになった。逃れるわけがない。SMAPが解散する日まで、引退する日まで、誰かが永遠に旅立つ日まで、私はSMAPを追い続ける。(重い)

 

具体的なSMAP草彅剛くんの魅力についてはまた別記事で。

*1:シスコンの私は「お姉ちゃんが慎吾くん好きなら私は剛くんかなぁ」と安直に決めた可能性がある。今では剛くんのいろんな魅力を知っているが当時は慎吾くんと仲良いからという理由でうちわを購入した気がする。